開発日誌 1998/06/12
開発とは直接は関係ないですが、2D(アニメ)と3Dの融合について。
今日、クイーンエメラルダスのビデオアニメをレンタルで見た。 2Dのアニメは松本零士のペンタッチが生きてる感じでよかったんだけれども、 安易に使用されるCGとチープなモデリングが最悪。チープなモデリングなのにアップですれ違うシーンが あって、しかもライティングが明るすぎてチープさに輪をかける事態に陥っている。
ライティングは重要だと思うのだが、おろそかにしている感じ。 しかも、トゥーンレンダリングされている訳でもないので、違和感ありまくり。 オープニングとエンディング近くのモノローグで使われるので CGパートの印象がすこぶる悪かったですね。 バリアっぽい効果にCGを安易に使うのも良くない感じ。 しかしなぜあんな中途半端なシロモノ(宇宙のテクスチャもなんか格好悪い)を使ってるんでしょうね。参考として、TXの「ロストユニバース」。
DoGAが担当したロストユニバースのCGパート のほうはトゥーンレンダリング(もっとリアル寄りもあり) されているし、映像としてもこなれている。2Dパートと比較すると違和感は やっぱりあるものの、映像としてのよさは「クイーンエメラルダス」のCGパートよりも遥かにレベルが上だ。で
ゲームでも2D(アニメ)と3Dの融合は試みがありますね。 私が見た中で、2Dと3Dと融合させるのにある程度うまくいっているなと思ったのは PSのZガンダムですかね。 2Dっていうのはある一定のデフォルメがなされているため、 3Dとあわせる場合は難しかったでしょう。今後、多くのアニメなどで3DCGが使用される筈ですが、安易に使わないほうがいいと思いますね。 表現的なリアルさとカメラワークの容易さと引き換えに、統一されたデフォルメ表現との統一の 難しさを味わうことになるのですから。
さて、開発中のIdinaloqは2DCGと3DCGの合成をやろうと思っているんですが、 どうなることやら...
(と、ここだけ開発日誌)